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【大阪地裁】菜箸で父親の首刺し殺害 51歳男に猶予付き判決 裁判官「これからもお母さんのお世話を頑張って」

【大阪】菜箸で父親の首刺し死なせた男に猶予付き判決

両親の夫婦げんかに割り込み、父親の首に菜箸を刺して死亡させた罪に問われた51歳の男の裁判員裁判で、大阪地裁は執行猶予が付いた有罪判決を言い渡しました。

判決などによりますと、大阪府八尾市の清掃作業員・池内道一被告(51)は去年6月、父親の武夫さん(当時80)が母親に向かって、

「死ね」

などと大声でののしるのに腹を立て、仲裁に入ったところ、

「お前に言われたくない」

「まともな仕事を探せ」

などと言われたために強い怒りを抑えられず、台所にあった長さ31センチの菜箸で父親の首を突くなどの暴行を加えて死亡させました。

犯行直後、池内被告は自ら119番通報していますが、

「菜箸が刺さった時の状況ははっきり覚えていない」

と話していました。

17日の判決で大阪地裁は、

「暴行に及んだことは非難されるべき」

と指摘する一方、

「腹を立てたことには理解できる部分もあり、母親らも被告を許している」

として、懲役3年・執行猶予4年の判決を言い渡しました。

言い渡し後、裁判長は、駐車場の清掃などに従事し、少ない収入で同居する両親を支えていた被告に対し、

「『これからも母親の世話を頑張ってください』というのが、裁判員の皆さんからのメッセージです」

と語りかけました。