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ミートソースを愛する昭和40年男。

僕はこのブログで麺類をネタにすることが多い。なかでもおっさんらしくそばネタが多く、ラーメンについては世間様の熱に比べると僕はかなり低いことが登場頻度でおわかりいただけるだろう。たまにラーメンネタを持ち出したとしても、それは昔ながらのすっきりあっさりの醤油ラーメンばかりである。舌の若々しいタメ年諸氏は最近のラーメントレンドについていけるようだが、僕はどうも興味がわかない。情けないほどにおっさんである。

そばほど登場しないが、おっさんのくせにスパゲッティネタは多い。カレー、ハンバーグと並んで子供の頃より変わらず愛している。大人になったらこのお子ちゃまトリオからは脱却するだろうと、子供心に思っていたのがとんでもない。当時より深く愛しているかもしれない。写真は大晦日から元旦にかけてじっくりと火を入れた僕自慢の一皿である。大量に作って冷凍してあるから春くらいまではいつでも絶品にありつけるのだ。

つい先日も「いただきま〜す」とそのうまさにこれから酔うという直前、通りかかった息子が「お正月のにおいがする」と言う。確かに。大晦日の昼過ぎに火を入れ始め、元旦の夕方までずっとすばらしい香りに包まれているのだからそりゃ頷ける。世間様に言ったら笑われてしまうことだが、我が家ではこの感覚はスタンダードである。

大好きなお正月の香りであるが、一方でお袋が煮てくれたガキの頃の想い出も強い。トマトのいい香りが家中に立ちこめて、夜が楽しみで勉強も手につかない(勉強? ウソつき)。後で振り返ると決して裕福な家ではなかったが、そんなことを微塵も感じなかったのはうまいものをしっかりと食わせてくれたからだ。工夫して作っていたのだろう(手抜きもあったが)。そんな感謝も相まってミートソースを頬張ると幸福感に包まれる。だからわざわざお正月に仕込む習慣になったのかもしれない。そうそう、ミートソースはパスタって呼びたくないですよね。絶対にスパゲッティ!!

<プロデューサーのつぶやき>

自身が昭和40年生まれでもある初代編集長で、現在はプロデューサーとして活動中の北村が、思ったこと、感じたことを同世代へのメッセージを込めて書き連ねます。(本エントリーは、本誌ブログを再掲載したものです)